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お酒(アルコール)を誤ってこぼしてしまったヌメ革のバック

第2回目はこのヌメ革のバックです!

福岡市内にお住まいの方で、TVで福永さんを見て、わざわざ持ち込みされたそうです。

ここまではっきりとシミになってしまってたら、かなりショックですよね(<ω>。)

お酒(アルコール)を誤ってこぼしてしまったそうです。

1番目立つ部分にこんなに大きなシミがあったら、もう使えないですよ〜

 

革の専門店やクリーニング店に何社か問い合わせして、実際に送ってみたようですが、「治りません」とそのまま返品されたそうです・・・(,,-_-)

ヌメ革のバックの修復は難しいらしく、福永さんも私に体験させるのはとても不安そうな感じがしました(笑)

失敗しないようにがんばりますp(*^-^*)q

さぁ体験スタートですo(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)oワクワク

「お酒のシミってどうやって取るんですか?」の質問に「アルコール分は揮発するから、残るのは糖分ぐらいだね」と福永さん。

揮発(きはつ)って何?そんな専門用語使われてもねぇ・・・(^-^;)

後で調べたところ、常温で液体が気体になることのようです。

実は今回難しい修復だと言うわりには道具が少ないんです・・・

どうやらヌメ革のシミは抜くんじゃなくて隠蔽してしまうようですね。

福永さん曰く「ヌメ革は染み抜きをしようとすれば、逆にシミになって酷い状態になるから、修復方法としてはシミの部分を周りと同じ色に染色するんだ。」そうです。

ちなみに専門用語でインキングと言うらしいです。

インキングの前にするのが下地処理。

実際にやってみてネイルのスカルプと同じ要領だなって思いました。

この下地処理がとても大切だそうです。

さぁ体験スタートです
いよいよインキングです

いよいよインキングです。エアブラシで薄く表面に色を入れていく作業に入ります。

色合わせは経験とセンスがいりますので、この部分は福永さんにお任せ。

数色の色を合わせて、軽く試し吹きしながら調整していました。

福永さんが「シューシューシュー」とエアブラシの先を革に近づけたと思ったら・・・

「えー!うそー!!!!(゚〇゚ ;)」

一瞬すぎてビックリしてしまいました・・・

こうやって部分修復していくから、全体の色を変えずに、シミの部分だけ修復できるんですね。ココが他の専門店ではできないんだそうです。

皆さんに見せられないのが本当に残念ですけど、来年あたり映像でお見せできるようにするそうですよ〜(*^^)

ヌメ革でも修復が容易なものと難しいものがあるそうですので、全てのヌメ革が修復出来るわけじゃないようですが、是非一度相談してみてくださいね。

修復前misaki修復途中misaki修復後
こんなにきれいになりました
 

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